アップルケーキ
秋になって紅玉リンゴが出回るとると必ず作りたくなるケーキです。今年はストッカーを型にして作ってみました。
〈作り方〉
- リンゴは4つ割にして芯を取り皮をむいて、さらに5ミリ程度の厚さにくし型切にする。
- 鍋にバター40gを入れて火にかけ、切ったリンゴと砂糖80gをを入れてしばらくゆすりながら加熱する。
- リンゴの水分が出て透き通ってきたら火を止め、シナモンを振っておく。
- 生地用のバター200グラムは室温でやわらかくしておき、泡立て器でよく練り、砂糖180gを加えてさらに白っぽくなるまですり混ぜる。
- 卵は卵黄を先に加えてよく混ぜておき、卵白は泡立て器でよく泡立てておく。
- 分量の粉類をふるっておき、先に少し加えて、泡立てた卵白と交互にバターに加えて混ぜる。
- 型にバターを塗り、生地を流し込み、真ん中を少しくぼませておく。
- リンゴを形よく並べ熱したオーブンで30〜35分焼く。
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材料(ストッカー大1個分) |
〈ケーキ上部〉
リンゴ(紅玉)
砂糖
バター
シナモン
〈生地〉
バター
砂糖
卵
薄力粉
ベーキングパウダー |
中2個
80g
40g
少々
200g
180g
3個
200g
小さじ1 |
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器:ストッカー・ストライプ(大) 料理人:masako |
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リンゴのプリン
上記のリンゴのケーキを作るとき、どうしても並べきれずに余ってしまうリンゴを上に飾ったものです。
ほかに手近な果物や生クリームなどがあればさらに飾ると豪華になりますし、何もないときは上にカラメルシロップをかけただけのシンプルなプリンでどうぞ。
<作り方>
- 卵はよく解きほぐし、牛乳、砂糖を合わせてさらに泡立てないようにかき混ぜる。
- できた卵液を裏ごし器や金網のざるなどで漉したのち、器に流し入れる。
- 湯気を立てた蒸し器に卵液を入れた器を並べ、布巾をかぶせてふたを閉め、はじめの1分は中火、あと8分ほどはごく弱火で蒸す。
- カラメルシロップは、鍋に砂糖と水を半量加えて火にかけ、あめ色になったら火からおろし、残りの水を加えて鍋をゆすりながら溶かす。
- 蒸しあがったプリンはそのまま冷まし、リンゴを飾り、カラメルソースをかけて冷蔵庫でよく冷やす。
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材料(ストッカー・小5個分)
卵
牛乳
砂糖
バニラエッセンス
<カラメルソース>
砂糖
水
煮たリンゴなど |
2個
250cc
40g
少々
100g
70cc
適宜 |
器:ストッカー・ストライプ(小) 料理人:masako |
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ブラウニー
おなじみのリッチなチョコレートケーキ、ブラウニーです。
家庭で作りやすいように材料などアレンジしたオリジナル・レシピ・・・と言いたいところだけど、パティシエの性格がいたっていい加減なものだから、買い置きの材料次第で毎回少しずつ味が変わります。
<作り方>
- バターは室温でやわらかくしておく。
- チョコレートは刻んでおく。
- キャラメルは水か牛乳を少し加えて電子レンジにかけて溶かす。
- 薄力粉とココアパウダー、ベーキングパウダーはあわせてふるっておく。
- 胡桃は低温のオーブンで空焼きして刻む。
- レーズンは熱湯をかけた後、ラム酒とブランデー少々に漬けておく。
- 卵の白身を3個分ボウルに取り、軽く泡立てた後、砂糖60gを加えて硬く泡立てておく。
- やわらかくなったバターにブラウンシュガー60gを加え、白っぽくなるまでよくすり混ぜ、黄身を一つずつ加えながらさらによく混ぜる。
- バターのボウルに溶けたキャラメルを加えてよく混ぜ、刻んだチョコレート、軽く水分を切ったレーズン、胡桃を加え、粉を加えてさっくり混ぜたら、泡立てた卵白を加えてよく混ぜる。
- 18×25cmほどの型にオーブンペーパーを敷きこみ、生地を流し入れ、周囲が少し高くなるように整えて170度のオーブンで25分ほど焼く。
- 竹串をさしてみて何もついてこなければ取り出し、冷めてから好きな大きさに切り分ける。
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材料(18×25cm天板1枚分) |
バター
卵
砂糖
ブラウンシュガー
薄力粉
ココアパウダー
ベーキングパウダー
チョコレート
バターキャラメル
牛乳(水)
胡桃
レーズン |
120g
3個
60g
60g
100g
30g
小さじ1
60g
2〜4個
大さじ1
80g
100g |
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器:鳥皿 料理人:masako |
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ドイツ風魚のマリネ(Marinierter Hering)
先日、ドイツ料理教室で習ったものを少し我が家風にアレンジしてみました。
ドイツで魚・・と思われるかもしれませんけど、北のほうでは魚もよく食べられるのだそうです。
本来はニシンを使うのですが、九州で手に入りやすいマイワシを使ってやってみました。鯵でも同じようにできます。
- 鰯は手開きし、骨や皮を取り除いて身だけにする。
- コップ半分ほどの水に塩を溶かし、濃い塩水にして、捌いた魚の身を10秒ほど浸し、ざるに上げておく。
- そのまま30分ほど冷蔵庫に置いたのち、ひたひたの酢に漬け、さらに約1時間冷蔵庫に置いて身をしめる。
- 玉ねぎは薄くスライスし、ピクルスとパセリはみじん切りにして、他のソースの材料と混ぜ合わせ、塩少々で味を調える。酢から引き上げ、水気を拭いた鰯の身を漬け込んで、1時間から半日ほど置いてなじませる。
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材料(3人分) |
マイワシ
酢
塩
〈ソース〉
玉ねぎ
きゅうりのピクルス
月桂樹の葉
パセリ
ブラックペッパー(粒)
塩
マヨネーズ
牛乳
サワークリーム
生クリーム |
3匹
適宜
大さじ2〜3
1個
小8本
2枚
適宜
5g
適宜
100g
200cc
30g
50cc |
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器:ストッカー(大)ストライプ 料理人:masako |
ドイツ風にゆでたジャガイモを添え、ソースと絡めながら食べます。ちなみにドイツのジャガイモは日本のものよりもっとずっとおいしいとのことです。
なお、黒胡椒はスパイシーボックスを使って軽く潰して入れるとより風味が引き立ちます。
Spicy Box
Pebble ceramic design studio |
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レバーペースト
パンに塗って食べたり、カナッペなどのおつまみに重宝なペーストです。鶏のレバーは安価なわりに栄養価が高く、しかもとてもおいしいので、火の車の台所でも重宝な素材です。
ただ、肝臓というところは良いものも悪いものも溜まりやすい場所ですので、くれぐれもスーパーの安売りや安価な輸入物は避けて、安全な素材を選ぶようにしましょう。
レバーをつぶすのに以前は裏ごし器やすり鉢、ポテトマッシャーなど使ってきましたが、バーミクス(もどき)を入手し、ぐっと調理が楽になりました。
- 鶏レバーは硬い心臓は除いて、筋などを取り、5mm厚さにスライスする。
- 蓋つきの鍋に湯を沸かし、沸騰したところにレバーを入れたら、少し箸で混ぜながら10秒ほどで火を止め、蓋をして15分置く。
- この間に玉ねぎをスライスし、にんにくの薄切りとともにフライパンに入れ、オリーブ油を注いで火にかける。
- 玉ねぎが透き通ってきたらパセリの葉っぱをちぎって加え、火を止める。
- レバーをざるに取り、いためた野菜、調味料とともにバーミクスあるいはフードプロセッサなどですりつぶす。器具がなければすり鉢ですりつぶしてもよい。
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材料 |
鶏レバー
玉ねぎ
にんにく
パセリ
オリーブ油
塩
黒胡椒
牛乳 |
200g
小1個
一片
適宜
大さじ2
小さじ1
適宜
大さじ1 |
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このまま保存容器に入れて1週間ほどはじゅうぶんもちます。
心臓のところは硬くてつぶしにくいので、ペーストには向きません。私は縦半分に切って血などを除き一緒に下処理をしたあと、味醂としょうゆを煮立てた中に漬け込みます。
レバーは熱しすぎると臭みが出ますので、決して煮立てないことが肝心です。 |
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器:ストッカー(小)ストライプ 料理人:masako |
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林檎とサツマイモの甘煮
サツマイモの甘みと林檎の酸味がバランスよく、林檎の皮を残すと彩りもきれいで、栄養的にもとても相性のいい取り合わせだと思います。 作り方はごく簡単なのでふだんのおやつにどうぞ。
- サツマイモは皮を剥き、さいころ型に切って水に晒し、柔らかくなるまで茹でて水気を切っておく。
- 林檎は皮をつけたままイモと同じくらいの大きさに切って鍋に入れ、林檎の半量ほどの砂糖を加えて中火にかける。
- 砂糖が溶けて林檎の水気が出てきたらマイヤーレモンをスライスして4つに切り、種を外して加える。(普通のレモンの場合は皮をむいて入れる。)
- 茹でたサツマイモも加えて少し煮詰め、林檎が透き通って皮の色がにじんだようになったら出来上がり。
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材料
サツマイモ 紅玉林檎 マイヤーレモン 砂糖 |
300g 3個 半個 150g |
器:キャップボウル・小
料理人:masako |
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ドイツ風胡瓜のピクルス(Saure Gurken)
漬けたあと1日置いたらもう食べられます。
ソーセージや肉料理の付け合せに、サンドイッチに、また刻んでタルタルソースに・・と用途はたくさんあります。
漬け汁も捨てないでドレッシングやマヨネーズを作るときの酢の代わりに使ったり、ゆでたジャガイモと和えてもおいしいそうです。
- 胡瓜はきれいに洗って、塩水につけ、半日ほど置く。
- 胡瓜を塩水から出して水分をふき取り、熱湯消毒した広口瓶にくし型に切った玉ねぎとともに詰めておく。
- 鍋に分量の水とアップルビネガー、塩、砂糖を入れて火にかけ、よく煮立てて砂糖などを溶かし、冷ます。
- 冷めた漬け汁とピクリングスパイスを胡瓜の入った瓶に注ぎいれ、蓋をする。
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材料 |
胡瓜
塩
水
〈ソース〉
アップルビネガー
水
塩
砂糖
ピクリングスパイス
玉ねぎ |
1kg
大さじ1
1000ml
500cc
500cc
大さじ1
120g
15g
適宜 |
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漬け込んだ胡瓜は初めのうちは漬け汁から浮き上がりがちですので、できるだけ瓶にぴっちりと詰めて浮かないようにします。
up↑ |
器:H型ケーキ皿・ライナー 料理人:masako |
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鰯のマリネ
小ぶりの新鮮な鰯が安いときに多めに買って作ります。作り方も簡単でワインにも日本酒にもよく合います。
- 鰯は手で頭と内臓を取り除き、軽く水洗いしたあと金網の笊に並べ、塩をまぶして1時間ほど置く。
- ドレッシングを作る。厚手の鍋につぶしたにんにくを入れてサラダ油を注ぎ弱火にかけて、にんにくのいい匂いが立ってきたら火を止めて冷まし、塩、砂糖、胡椒、その他の香辛料と酢を加えておく。
- 鰯の入った笊がぴったり入る鍋に鰯がすっかり浸かるくらいの湯を沸かし、玉葱のスライス、胡椒、ベイリーフ、レモンのスライスなどを加えて、鰯を笊ごと入れて5分ほど茹でる。(骨ごと食べたいなら圧力鍋で5分)
- ストッカーに鰯を交互にひと並べしてはレモン、玉葱のスライス、パセリなどを挟みながらきれいに並べる。
- 鰯に、先に作っておいたドレッシングを注ぎ、蓋をして冷蔵庫で一晩漬け込む。
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材料 |
鰯
玉葱
レモン
香辛料
〈ドレッシング〉
サラダ油
酢
塩
胡椒
にんにく
ベイリーフ
レモン
玉葱 |
20匹
半個
少々
適宜
100cc
100cc
大さじ1
適宜
適宜
適宜
半個
半個 |
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器:ストッカー(大)麦紋、鳥皿 料理人:masako |
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ラタトゥイユ
夏野菜たっぷりの煮込み料理。スープは一切使わず、野菜のうまみが味わえるヘルシーなメニューです。冷たく冷やしてもまたおいしく、ワインにもぴったりです。また、残ったものをパスタソースとして使っても美味しいです。
- 玉葱は縦に六つ切り、人参、ジャガイモは皮付きのまま大きめに切る。
- 鶏肉は軽く塩コショウで下味をつけておく。
鍋にオリーブオイルを大さじ2くらい入れてにんにくをつぶし入れ、弱火にかける。
- 鶏肉、野菜を順次入れて軽く炒めながら他の野菜を硬い順に、一口大に切っては入れていく。
- 野菜から出てきた水分と合わせてひたひたになる程度にトマトジュースを加え、塩(できれば岩塩)を少し強めに加え、黒胡椒をつぶし入れ、蓋をして10分ほど煮込む。
- そのまま冷まして一晩置き、味をなじませてからいただく。冷蔵庫に移してよく冷やして供するのもよい。
野菜はありあわせのものを使って加えたり減らしたりしてよく、オクラやパプリカ、いんげん豆、カボチャなどもいいと思いますが、玉葱とトマト(ジュースや水煮の缶詰でも)だけは外せません。 |
材料 |
玉葱
人参
ジャガイモ
茄子
ズッキーニ
セロリ
トマト
ピーマン
鶏もも肉
アスパラガス
ニンニク
トマトジュース
塩、胡椒 |
大2個
大1本
大1個
1〜2本
大1本
1本
2個
2個
100g
1束
一片
190cc
適宜 |
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器:フリーボウル格子 料理人:masako |
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鯵の散らし寿司
お刺身にするくらいの新鮮な鯵を使った、土佐の手こね寿司風散らし寿司です。鯵以外にも鰹や鰯その他新鮮な魚で同じようにできますし、宴会などで残ったお刺身をしょうゆと酒に漬け込んでおくと同じようにできます。器のフリーボウルは、こんな風に具をたくさん載せてもゆったりした感じがあって、すっきりと盛り付けることができます。
- 干し椎茸を水に戻しておく。
- 米は洗って酒を少々、普段より少し水を控えめにして炊く。
- 鯵は三枚におろして皮と小骨を取り、刺身状にスライスして針生姜・柚子胡椒を加え、しょうゆと酒に浸しておく。
- 干し椎茸の漬け汁に鰹だしを加え、ささがきにした牛蒡、千切りの人参など好みの具材を加えて煮る。
- 薄口しょうゆとみりんで味をつけ、干し椎茸のスライス、エノキタケなどを加えて煮切る。
- ご飯が炊き上がったら熱いうちに合わせ酢を加えて切るように混ぜ、粗熱が取れたらさきに煮た具を加えて混ぜ、完全に冷ます。
- 出来上がった寿司飯を器に盛り、胡麻と貝割れ大根を散らした上に鯵の切り身を並べ、白髪ネギと大葉のみじん切りなどを散らす。
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材料(4人分)
鯵
しょうゆ・酒
生姜
柚子胡椒
米
酢
あれば柚子の絞り汁
砂糖
塩
人参
干し椎茸
エノキタケ
牛蒡
胡麻
貝割れ大根
ネギ |
中くらいで1匹
適宜
一欠け
少々
3合
50cc
50cc
大さじ3
小さじ2
1/2本
3〜4枚
一束
1本
適宜
一束
1本
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器:フリーボウル格子 料理人:masako |
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